2019-12-01 テニスボーイと秘密の思惑 21歳の時、僕はフリッパーズだった。テニスをしていたが、ラケットはもちろんギターだった。フリッパーズが衝撃なデビューを飾るが如く僕も衝撃的な一撃を喰らわせたかった。22の時も「カメラ・トーク」のようにカラフルだった。23の時フリッパーズが散るが如くに僕も同じく散っていった。彼らとの違いは、彼らは詩を書き、音楽を演奏し、僕はただテニスをしていた。それだけだった。